算数は時間との戦い

 中学入試の算数は他の科目と比べても、難易度が高めに設定されていることが多いです。算数は問題に少しのややこしさを入れるだけで難易度を跳ね上げることが出来ます。そのため、全ての問題に納得のいく解答を書ける生徒は、全体の中でも一握りと言えるでしょう。しかしながら中学入試の算数の合格ラインは6割から7割に設定されていることが多く、必ずしも全問に時間を割く必要はありません。むしろ時間配分を踏まえて取れるところに徹底的に時間を使った方が合格できる可能性は上がります。

 算数は時間との戦いであることを生徒に意識させるのは塾講師の重要な役割の1つです。解けない問題に3分使うのと、解ける可能性のある問題に5分使うのでは雲泥の差となります。そこで塾講師は生徒に取る問題と捨てる問題を判断する能力を付けさせることが大切です。読んでみて解けそうにないと感じたときは、一旦置いて次の問題に進むというくせを付けさせましょう。一旦置いておいた問題には印をつけることも有効です。難しい問題に時間をかけてしまい、結局解けなかった場合には時間のロスと精神的なダメージのダブルパンチになります。それよりも解ける問題から解いて状況を良くすることが合格に繋がります。